2017年01月13日

レベル分けがなされている情報処理系の国家試験

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情報処理に関する国家資格には、難易度の低いものから高いものまで様々なものがあります。通商産業省によってレベル分けがなされているので、まずは簡単なものから順を追って取得していくのがセオリーです。レベル1はエントリ試験とも呼ばれていますが、まずは初心者ならここから始めるのがいいでしょう。ITパスポート試験というものが、レベル1に認定されています。昔で言うところの初級システムアドミニストレータ試験に該当をすると考えて問題はないでしょう。これを取得した後に、レベル2に挑戦をします。

レベル2には、基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験というものがあります。これらの資格でもすでに割と高いレベルの知識を要求されるので、しっかりとした準備が必要になるはずです。レベル2に該当する資格を持っているだけでも就職ができる場合もありますから、試験も決して甘くみてはいけません。就職活動や転職活動において武器として使えるようになるのもこのあたりからです。人によっては数年勉強をしなければ合格できないケースも出てきます。応用情報技術者試験が、レベル3に認定されています。

このレベルになると、取得ができる人も一握りになってきます。合格率は25%前後と高い数字になっていますが、そもそも受験できるのが数年以上現場で経験を積んできた人たちのみなので、難易度は高いと言わざるを得ません。最高レベルであるレベル4の試験は、すべてをまとめて「高度情報処理技術者試験」と呼ぶこともあります。ネットワークスペシャリスト試験などが含まれていますが、ここまで来ると専門職としての地位も確立することができ、現場でも責任のある地位を任されることが多くなります。