2017年01月21日
時代の変化と共に昨今では薬剤師が活躍する現場はとても幅広くなってきています。特に医薬分業が浸透するようになってからは、調剤薬局の数もここ数年で急増しています。そもそも薬剤師とは、国家資格を取得している人だけが就くことができる職業です。国家資格を取るためには、大学の薬学部か薬科大学で6年間の養成課程を修了していることが条件となります。大学では「有機化学」や「生物化学」「薬剤学」「疫病学」などの授業から調剤薬局での実習まで、薬学に関する幅広い知識や技術を身につけます。そして6年制の課程を卒業した人か卒業見込みの人だけに、国家試験の受験資格が与えられます。国家試験は年1回実施され、「物理・化学・生物」「衛生」「薬理」「薬剤」「法規・制度・倫理」など薬学に関する幅広い分野から出題され、合格率は、例年平均で70%?90%ほどとなっています。
試験は年に一度だけなので、不合格の場合はまた翌年受験することになります。この試験に合格して申請をすると、厚生労働省の名簿に登録され、晴れて免許が与えられます。その後の就職先は調剤薬局が中心となっていますが、他にもドラッグストア、病院、製薬会社など幅広い現場で活躍することができます。待遇が良い製薬会社や公務員として働くことのできる官公庁は就職先として人気が高いですが、競争率が高く難関とも言われています。その為、一人一人に求められるスキルや能力は年々高まっています。特に子どもや重病患者、高齢者など、調剤を間違えれば命に関わることもある重大な仕事です。処方箋通りに常に正しく調剤することができる注意力があることが求められます。また、薬局においては次から次へと異なる調剤をしていかなければなりません。
集中力を持続し、常に冷静に仕事をしていくことも必要です。また、日々医療は進歩しているので継続して勉強することが必要です。前述したように、医薬分業を進められ、薬学部が4年制から6年制になるなど、これまでより高度な知識が求められるようになってきています。今後もさらに医師に近い業務をカバーできる専門知識が求められるようになるでしょう。女性にとっても長く働きやすいため、人気の国家資格でもあります。先進国全体と比較しても、有資格者は多いと言われており、現在のペースで増えていくと、将来的には過剰になってしまうという懸念もあります。目指す方は自分の適性をしっかりと見極めたうえで、社会に貢献する志が大切であると言えるでしょう。
● 参考サイトのご紹介
要チェック!薬剤師転職についてのサイトといえば薬剤師転職オリーブ公式ウェブサイト
http://www.yakuzaisi-olive.net/
> ウェブサイトへ